中国では大学の学位が限られているため、近年留学を検討する人が増えています。多くの中国人と同様に、日本はもちろん人気のある留学先の一つです。しかし、初めての外国での生活では、学校選びを間違えるのではないか、手続きが漏れてしまうのではないか、適応できないのではないかと不安になることは避けられません。
実際、適切な手順を踏んで出願し、準備を進めれば、日本の大学で学ぶことは難しくありません。この記事では、皆さんが安心して日本で充実した大学生活を過ごせるよう、日本の大学に留学するまでのさまざまなステップを詳しく説明します。
日本留学の基礎知識
日本に留学する大学とは、高等学校卒業課程を修了した人、または12年間の特殊教育を受けた人が入学する学校です。統計によると、2020年の日本には795の大学があります。
大学は主に博士課程、修士課程、学士課程を提供しています。学士課程は通常4年間続き、分野は「科学」と「芸術」の2種類に分けられます。理系分野には自然科学や工学が含まれ、文系分野には文学や外国語が含まれます。また、経済学、社会科学、経営学などは一般的に文系学部に属します。
文系学部は学費や入学資格、さらには進路も異なりますので、自分の興味・能力・将来性を考慮して選んでください。
日本留学のメリット
日本への留学には多くのメリットがあります。 自立して生活する方法を学ぶだけでなく、日本語スキルを向上させ、将来日本で働くための道を開くこともできます。
学校選びの基準や出願方法など詳しい情報を紹介する前に、まずはなぜ日本に留学するのかを理解しておきましょう。日本への留学には、自立して生きることを学び、知識を広げ、視野を広げるだけでなく、次のようなメリットもあります。
- 欧米などの西側諸国に比べて授業料が安い
- 日本の生活に適応しやすい
- 日本語能力を向上させることができる
- 卒業後は日本で働きやすい
- 卒業後数年間働くと永住権(永住権)の申請が可能です。
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日本に留学する中国人の活路
日本の大学を卒業した後は、日本に留まって働くことも選択できます。 滞在すれば最短1年で永住権を取得できます。
日本への留学には主に2つの方法があり、1つは日本で働くか、日本に帰国して日本の企業で働くことです。日本で就職すれば、最短1年で日本の永住権(永住権)を申請して根を張ることができます。
日本で仕事を探す
近年、日本企業において海外卒業生の人気が高まっています。その理由の一つとして、日本の少子高齢化が挙げられます。
厚生労働省の推計によると、日本の労働人口は2030年に1,000万人減少するとされています。 IT業界など一部の業界の人手不足はさらに深刻になるだろう。これにより、外国人の雇用を検討する日本企業が増えています。
また、彼らは日本での生活経験があるため、日本企業が外国人新卒者を採用する際の心配事が一つ減ります。日本語能力がより保証され、日本での生活に適応しやすいからです。
数年間勤務すれば永住権の申請も可能
日本で働き、法律に従って税金を納めれば、5年後に日本の永住権(永住権)を申請して日本に移住することができます。
高度人材評価基準で70点以上を獲得すると、日本で3年間働いた後に永住権を申請できる。 80点以上あれば1年間働いたら永住権申請可能!
出身校や学位の種類が高才能スコアに影響するため、日本への移住を予定している場合は、留学前に高才能スコアシートでより高いスコアを取得する方法を計画するとよいでしょう。
日系企業で働ける
卒業後も日本に留まる予定であれば、日系企業や日系企業との取引が多い企業に就職することも可能です。これらの企業で働くことで、日本語力や留学中に得た知識を最大限に活かすことができます。
日本留学にかかる費用
日本の大学に1年間留学するには平均150万円(約12万元)以上かかります。 アルバイトや奨学金で生活費を助けることができます。
次に、より現実的な問題、つまりお金について話しましょう。
日本の大学に留学する場合、主にかかる費用は授業料、家賃、生活費の3つです。日本への留学は欧米に比べてかなり安いとはいえ、それでも年間少なくとも150万(約12万元)は必要です。
よほど裕福な家庭でない限り、日本でアルバイトをして生活費を稼ぐことをお勧めします。または、奨学金や授業料免除を申請することもできます。
日本留学の学費
日本には国立大学、公立大学、私立大学の 3 種類の大学があります。国公立大学の授業料は年間約40万円(約3万5千元)で、中国留学に比べて安い。私立大学の授業料は国公立大学に比べて高く、年間約75万円(約6万8千元)です。
留学前に日本に行って日本語学校に通う場合も、日本語学校の授業料が必要になります。
日本留学の家賃
留学には授業料の他に家賃もかかります。家賃は住宅カテゴリーによって異なります。
- アパート(アパート):一般的に木造または軽量鉄骨造の住宅を指し、月額55,000円~70,000円(約4,500~5,800元)の賃貸料がかかります。
- マンション(マンション):一般に鉄筋コンクリート造の住宅を指します。遮音性や衝撃吸収効果が高いため、アパートの月額賃料は高く、通常65,000円(約5,000元)以上になります。
- シェアハウス(シェアハウス):キッチン、バス、トイレなどの設備が共用で、リビングルームを共用している家もあります。月額リース料は2万~6万円(約2,000~6,000元)。
- 寮:学生寮と一般寮に分かれており、学生寮の月額家賃は4万~6万円(約3,500~5,000元)です。
東京や大阪以外の都市に住むと家賃が安くなります。
日々の生活費
水道、光熱費、メディア費のほか、電話代、食費、交通費など、日常生活に必要な費用がかかります。各支出の内訳は以下のとおりです。
- 水道光熱費、メディア料:7,000円(約520元)
- 電話・インターネット料金:2,000~14,000円(約200~1,200元)
- 食費:23,000~60,000円(約1500~4000元)
- 交通費:3,000~5,000円(約180~300元)
- 保険料:1,500~2,500円(約80~165元)
アルバイトや奨学金で生活費を援助
生活費を稼ぐために、多くの留学生が日本でアルバイトをしています。コンビニやレストラン、工場などでの一般的なアルバイトの他に、中国語や英語ができれば語学教師や翻訳家として働くこともできます。
日本の最低賃金は中国に比べて高いため、1ヶ月頑張れば月10万円(約6,000元)以上を稼ぐことも可能です。
日本留学選びガイド
日本の大学はどうやって選ぶの?ここではまず、学校や学科のランキングや評判、課外活動やクラブ活動の数、留学生へのサポートが充実しているかなど、学校選びで注意すべき3つのポイントを紹介します。
また、学費や出願方法、自分の能力なども考慮する必要があります。
学校と科目のランキングと評判
大学に進学するときは、当然ながら最高のものを選びたいと思うでしょう。大学ランキングは学校の質を判断する基準の一つです。QS世界大学ランキングやタイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキングなどの世界的なランキングのほか、日本でも大学をS~E(F)グレードに分類したさまざまなランキングが存在します。出願する大学を決める前に、このランキングを参考にしてください。
総合ランキングだけでなく、自分の好きな学科の評価にも注目です。可能であれば、卒業生の評判も参考にするとよいでしょう。
課外活動やクラブ活動はどれくらいありますか?
教室の内容に加えて、キャンパス内の課外活動やクラブの数に注意を払う必要があります。特に日本で働くことを計画している場合はそうです。
日本で働く場合、企業はあなたの人柄を非常に重視し、学生時代の経験についても多く尋ねます。したがって、大学でさまざまな活動に参加し、経験を積むことが重要です。
留学生へのサポート
彼の家で一人暮らしをしていると、生活の中で様々な問題に遭遇することは避けられません。このウェブサイトの記事を参照するだけでなく、学校からのサポートも利用できます。
就職支援、無料日本語講座、奨学金紹介、日本での早期生活支援など、就学支援は多岐にわたります。このサポートにより、日本での学生生活がより快適になります。
日本の大学に留学する3つの方法
日本の大学に入学するには、高等学校の課程を修了し、無事に卒業する必要があります。その後、以下のいずれかの方法で日本の大学に出願し、留学生活をスタートします。
日本の大学に入学するには | アドバンテージ | 欠点がある |
日本留学試験に申し込む | 高い認知度:ほぼすべての日本の大学が日本留学試験の成績を認めています 国内でも日本でも受験可能 | 日本語試験を受ける必要があります 日本語の基礎知識がない場合、準備に2年かかる場合があります。 |
JPUEに申請する | 日本語試験を受ける必要はありません 国内で試験・面接を受けられる 試験範囲は DSE の範囲と重複しているため、追加の準備はそれほど必要ありません。 | 科学の筆記試験を受ける必要があります JPUEを認定している大学は約30校のみ 各大学への申請が必要です |
英語で教えられる大学の学位に直接申請する | 日本語試験を受ける必要はありません 追加の筆記試験を受けることなく、DSE スコアを使用して直接大学に出願できます。 | すべての大学が英語で学位を授与できるわけではありません |
EJU(日本留学試験)に出願する
EJUは日本の大学に入学するための主要な方法の1つです。 EJUの正式名称は「日本留学試験(日本留学試験)」で、外国人留学生を対象とした大学共同入学試験です。ほとんどの大学が日本留学試験を認めているため、日本留学試験の成績を使って複数の大学に出願することができます。
日本留学試験には国語、数学、理科、総合科目の計4科目があります。日本語は必修科目なので、日本語の基礎が整っていない場合は、日本留学試験に出願するまでに1~2年の日本語学習が必要になる場合があります。その他の選択科目については、受講する科目を選択することができます。ただし、大学によっては特定の科目を履修する必要がある場合がありますので、出願前に志望大学にご確認ください。
加えて、日本留学試験は日本の高等学校のカリキュラムに基づいて試験範囲が定められているため、日本留学試験の内容はDSEとは異なります。そのため、日本留学試験までに問題集や過去問を購入して練習することをお勧めします。日本留学試験は参考書が少ないので、海外にいる場合はネット通販が便利です。
JPUE(全国大学共同入学試験)に出願する
JPUEの正式名称は「日本大学共同学力テスト(日本大学共同学力テスト)」で、留学生向けの大学入学試験です。試験は筆記試験と面接の2つに分かれています。
中国で試験を申請する場合は、中国語、英語、または日本語で筆記試験を受けることを選択でき、面接には通訳も同席します。試験には日本語能力は問われませんので、日本語がわからなくても受験できます。加えて、JPUE の試験範囲は DSE の試験範囲と重複しているため、特別な準備はそれほど必要ありません。
JPUEの必修科目は英語と基礎数学で、どの大学を受験しても必ず履修しなければなりません。理学部志望の場合は、さらに理科科目(物理・化学・生物の3科目から1科目または2科目を選択)を履修する必要があります。公立大学の理学部への志願者は、高度な数学と高度な科学の試験を受ける必要があります。デザインや美術関係の学科に進学したい場合は、基礎製図試験を受ける必要があります。
面接は通常の大学入学の面接と似ています。面接前に簡単な自己紹介を準備してください。デザイン・アート系学科を希望する場合はポートフォリオをご持参ください。
現在のところ、約36の大学がJPUEを認定、千葉大学、明治学院大学など。日本のすべての大学が JPUE を認めているわけではないため、申請前に確認してください。
大学の英語コースに直接申し込む
日本政府は2014年にスーパーグローバル大学プロジェクト(スーパーグローバル大学)を立ち上げ、留学生を誘致するために全国37の大学で約100の英語によるコースを提供している。参加大学には、東京大学、京都大学、早稲田大学をはじめとする日本のトップクラスの大学が含まれます。
これらのコースに参加するには、大学に直接登録する必要があります。各学校はコースごとに異なる入学要件を持っていますが、通常は高校の成績、DSE スコア、TOEFL または IELTS が入学基準として使用されます。大学によっては筆記試験や面接が必要な場合があります。
なぜなら授業言語は英語なので、この方法は英語が得意な生徒に適しています。日本で簡単に仕事を見つけるために、留学中に日本語の学習を忘れないようにしましょう。
日本留学の準備
留学を始める前に、日本の留学ビザを申請する必要があります。また、事前に宿泊施設の手配や日本行きの航空券の購入も必要です。日本語がわからない場合は、出発前に基本的な日本語を学ぶことができます。
ビザを申請する
学校を選択し、入学申請を完了したら、ビザの準備を始めることができます。日本で学生ビザを申請するには2つのステップがあります。
本校では、日本の「在留資格認定証明書(在留資格認定証明書)」を交付します。大学は、この証明書を申請するために一連の情報の提出を求めます。たとえば、証明写真や銀行口座の証明書などです。
上記証明書を受け取ったら、日本総領事館で「確認(確認)」を申請する必要があります。申請の際には、在留資格認定証明書やパスポートなどの書類の提示が必要です。
在留資格認定証明書とビザの有効期限は3ヶ月ですのでご注意ください。有効期間内に入国しない場合は、全ての書類を再申請する必要があります。留学計画が遅れないよう、ビザ取得後はできるだけ早く出国してください。
宿泊施設の手配
現在では学校が提供する寮以外にも、オンラインで賃貸手続きができるシェアハウスや仲介会社もあります。海外にいても、良い家を見つけて契約することができます。
チケットを購入して荷物を受け取る
宿泊施設を手配する際には、チケットの購入と荷物の受け取りを忘れないでください。 1 年以内に香港に戻る予定がない場合は、片道航空券を購入した方が費用対効果が高くなります。航空券を購入する際は以下の3点にご注意ください。
主要な空港または大きな空港で入国してみてください。在留カードを受け取るのが便利です
持ち運べる荷物の個数と重量: 空港到着後の手荷物追加料金の支払いは避けてください。
日本到着時間:到着時間が遅すぎる場合は、追加の宿泊施設を手配する必要があります。
基本的な日本語を学びましょう
近年英語を学ぶ日本人が増えており、レストランやコンビニでは英語や中国語での案内も行われていますが、それでもある程度の日本語を知っていたほうが生活は便利です。
日本語の基礎知識がない場合は、出発前の空いた時間を有効に活用して、基礎的な日本語を学習するとよいでしょう。従来の日本語学校以外にも、日本語教師オンラインマッチングプラットフォームでマンツーマンレッスンの先生を探すこともできます。
日本入国時の注意点
日本で入国審査を通過すると、在留カードが交付されます。在留カードは日本に住む際の身分証明書ですので、生活の中で提示が必要な場面が多々ありますので、受け取った後は大切に保管してください。
空港で在留カードを受け取る
日本に入国する際には、パスポート、在留資格認定証明書及び証明書を入国審査官に提示し、入国審査を受ける必要があります。成田、羽田、関西国際空港などの主要空港から入国すると、入国審査官から在留カード(在留カード)が交付されます。
在留カードは日本に住むための身分証明書であり、常に携帯するほか、日常のさまざまな手続きの際にも提示する必要があります。
落ち着いたら、事務所に行って住所を登録してください。
住居に到着して定住したら、14日以内に最寄りの役所に行って住所登録をする必要があります。これを怠った場合、罰金または懲役が科される可能性があります。もし90日以内に住所を登録しなかった場合、入国管理局はビザを取り消す権利を有します。
トラブルに巻き込まれないためにも、引っ越したらすぐに役所に行って手続きを済ませましょう。
日本に留学する際の注意点
在留カードを取得し、住所登録手続きが完了すると、銀行口座の開設や電話番号の申請など、生活の基本的なさまざまな手続きが始まります。また、日本でアルバイトをする場合は「資格外活動許可」の申請も必要です。
健康保険に加入する
日本に1年以上居住する予定がある場合は、日本の健康保険に加入する義務があります。健康保険は日本の社会保険の1つで、加入すると病院にかかるときの医療費の3割負担だけで済みます。
加入手続きは役所で行うことができますので、住所を登録した後、担当部署に行って健康保険に加入してください。
銀行カードを申請する
住所登録手続きが完了したら、すぐに銀行に行って口座を開設しましょう。留学生がよく利用する銀行は以下の5つです。
- ゆうちょ銀行(ゆうちょ銀行)
- みずほ銀行
- 三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJ銀行)
- 株式会社三井住友銀行(三井住友銀行)
- ソナ銀行(ソナ銀行)
の間で留学生に一番人気の郵便貯金銀行:人材会社YOLOJAPANの調査によると、%の留学生は全員郵便貯金銀行の口座を持っています。手続きが比較的簡単で、印鑑も不要で、当選確率が高いことが、郵便貯金銀行が留学生に人気の理由です。
日本の携帯電話番号を申請する
電話は現代生活の必需品です。日本で仕事を探したり、クレジットカードを申請したりする場合、連絡用に電話番号を入力する必要があります。さらに、一部のモバイル アプリでは電話番号による認証も必要になります。そのため、日本の電話番号がないと生活が非常に不便になります。
アルバイトには「資格外活動許可」が必要
日本でアルバイトをする場合は、「資格外活動許可」の申請が必要です。許可を申請せずに日本で就労した場合、強制送還され数年間の入国が禁止されます。
資格外活動許可の申請は最寄りの入国管理局で行うことができます。申請書の提出後、2 ~ 4 週間以内に通知が届きます。
また、資格外活動の許可を取得しても、週28時間までしか働けません。また、バー、ゲームセンター、ゲームセンター(パチンコ店)で働くことはできません。
日本留学の概要
日本留学のメリットは、自立して生きていくことを学び、見識を広げ、視野を広げることに加え、卒業後は日本で働くことができ、最短1年で永住権(永住権)の申請も可能です。日本に移住すること。また、日本の1年間の授業料は40万円(2万5千元)程度と、欧米や中国の大学と比べても安いです。
2020年現在、日本には約800の大学があります。非常に多くの大学があるため、間違った学校に入学しないように慎重に選択する必要があります。学校を選ぶ際には学費だけでなく、学校や学科のランキングや評判、課外活動やクラブ活動の数、留学生へのサポートなども気になるところです。
学校を選択したら、ビザの準備、宿泊施設や航空券の手配を始めることができます。日本に到着後、以下の手続きを必ず行ってください。
- 空港で在留カードを受け取る
- 近くの役所に行って住所登録をしてください。
- カナダの健康保険
- 銀行口座を開設する
- 日本の携帯電話番号を申請する
- 資格外活動許可申請(日本でアルバイトをする場合)